【採択団体のご紹介】①:多様な学びプロジェクト@せたがや
今回は、かけはし基金の採択団体についてご紹介します。
1つ目は、「多様な学びプロジェクト@せたがや」です。
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■設立の背景
多様な学びプロジェクト@せたがやは、「まち全体を学びの場に!」をテーマに、子どもたちがいつでもどこでも学びたい時に学びたいことを学べるまちづくりを目指して活動している団体です。
設立は2019年。
代表である松本敬子さんが、周りにいる不登校や発達障害の子どもを抱える当事者の親たちに呼びかけ立ち上げました。
ご自身のお子さんが不登校になったこともあり、
・不登校や発達障害の子どもを抱える親同士の横のつながりをつくりたい、
・一斉教育ではない、一人ひとりの子どもに合った教育を
と考えるようになったのがきっかけだったと言います。
■現在までの活動
同団体は、設立から一年目の団体です。
これまでに、
・子どもたちが気軽に立ち寄り、地域の大人たちがゆるやかに見守る居場所づくり
・子どもが学びたいことを学ばせてくれる魅力的な「まちの先生」の発掘
・未来の学びを世田谷で考えるための上映会・講演会
などの活動を、精力的に行ってきました。
■かけはし基金への申請内容
今回の申請は、新型コロナの影響で生活リズムが崩れて、不登校になり始めた子どもたちが増えてきていることから、「それぞれにあった学びの場を提供できないか」と考え行われました。
教育に携わる専門家が子どもの持つ個々の特性を判断し、それにあった学びの内容や場を考え、地域の人たちが「まちの先生」となって提供していくことで、学校だけではない学びの機会を保証していきます。
■活動拠点
主な活動拠点は、野毛にある「楽ちん堂」。
楽ちん堂は、誰でも来ていい、誰でも来られる、 好きな時間いられる、まさに多世代の老若男女が共生しているカフェです。
コロナ禍で人々が集まることが難しくなったことから、この拠点の維持も課題になっています。
■現在の状況とこれから
7月に入り、新型コロナの感染再拡大の兆候が見られることから、状況を見ながらの活動開始になりそうですが、かけはし基金での助成を通じて、こうした中でも子どもたちの学びが保証され、親もまた困難な状況をお互いに助け合える佳境づくりを目指されています。
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詳しいプロジェクトの内容については、以下のプロジェクトページをご覧ください。
同プロジェクトへのご寄付も、同じページから可能です。
▼「生きづらさを抱えた子とその親が楽しく学び暮らせるまちづくりをしたい!」▼
https://scf-tokyo.secure.force.com/goencrm__projectinfo?pcd=tayounamanabi
最新の活動情報は以下をご覧ください。