① 設立記念助成事業
世田谷コミュニティ財団として初となる助成事業、設立記念助成事業を行うのに必要な寄付を、個人や企業から受け入れ、地域の活動団体に対し、資金助成とプロボノのメンターによる伴走支援を実施します。これにより、個人の方とプロボノの方、そして地域の活動団体の想いをつなげ、より良い社会課題解決・新しい価値創造を目指していきます。
② 事業指定助成プログラム
課題解決に取り組む地域の活動団体の具体的な事業をあらかじめ選定した上で、それらの事業への寄付を財団を通じて広く募集し、資金助成を実施します。寄付募集の際には、課題や成果の発信などにおいて、プロボノのメンターによる伴走支援を行います。これにより、支援先団体の成長を促すとともに、伴走支援のスキル形成、プロボノ人材の活躍の場づくりを目指します。
③ 冠基金プログラム
寄付者(個人・法人含む)のニーズや意向に基づいた冠基金を設置し、助成ニーズや地域課題に合わせた独自の助成プログラムを構築します。また、採択された団体の活動を応援し、成果報告などを行います。これにより、寄付者の社会貢献に対する意思と、民間公益活動の担い手が持つコミュニティへの貢献意欲・社会課題解決に向けた意欲とをつなぐ役割を果たします。
④ 遺贈寄付推進に向けた体制づくり
人生の最後に資産の一部を社会貢献に活用したいと考える寄付者のお気持ちを適切にくみ取れる体制づくりを目指します。具体的には法務面等から区内の専門家と連携し、弁護士・税理士・会計士等の士業者等とのネットワークを築きます。また、NPOなどの民間公益活動の担い手に対する意識啓発・研修機会の提供などを行います。
⑤ プロボノコミュニティの運営
社会人が持つ社会貢献意欲をくみ取り、地域で活躍する機会を提供します。そのために、プロボノ人材を開拓・育成し、財団が行う各種事業での実践的なトレーニングの場を設けます。具体的には、社会人をはじめとするボランティアを中心としたプロボノ人材の開拓に向けて、セミナーや勉強会、当財団が行う助成事業へのボランティア人材のマッチングなどを行います。
⑥ 場の活用の推進
遊休不動産や遺贈によって生まれる寄付を活用しながら、地域課題解決に向けた拠点づくりや施設整備、事業者の支援を行います。当面は、場の活用推進に関する研究・事例収集を進めながら、個人が自らの資金・資産・時間(労力提供)を行いたいと思った際に相談できる体制づくりを行います。