新型コロナの「しわ寄せ」を、コミュニティの力で解決する
新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの暮らしに大きな変化をもたらしました。
特に「元々弱い立場にあった」人たち、例えばひとり親のご家庭、障がいを持つ方々、不安定な雇用状態にある方々は、感染拡大が広がり自粛が続くほどに、大きな影響を受けています。
本基金は、こうした方々が受けている新型コロナウイルス感染症拡大と社会経済の縮小による「しわ寄せ」を、「コミュニティの力」で解決するための基金です。
寄付をする
具体的な支援活動のイメージ
①経済的な影響を受ける世帯の暮らしを守る

②自粛による孤立を防ぐ

③弱い立場にある人も安心して暮らせる環境を整える

かけはし基金・3つの特徴
特徴1:社会的に弱い立場にある方々を応援する基金です。
- 新型コロナウイルスは、悲しいことに「格差を広げ、弱い立場にある人をより弱く」しています。
- 本基金は、こうした現状を鑑み、子どもや高齢者、障がいを持つ方、ひとり親家庭や生活に経済的な不安を抱える世帯など、社会的に弱い立場にある方々を支えます。
特徴2:直接給付では支えられない、きめ細やかな支援を支えます
- 国や自治体が行う現金給付は経済的困窮世帯にとって極めて重要です。しかし、直接給付だけでは解決できない課題が、地域社会には存在します。
- 例えばオンラインによる子どもの居場所づくり。例えば温かな食事を歩いていける範囲に届ける活動。たとえ規模は小さくても、「あなたは一人じゃない」「支える人が暮らしの傍にいる」という明確なメッセージに、そして生きる希望に繋がる活動が、いまこそ必要です。
- かけはし基金は、民間から自発的に始まった、こうしたきめ細やかな支援を、コミュニティの力で支える仕組みです。個人や家庭への給付だけでは乗り越えられない、孤立と孤独を防ぐ活動を、共に支えます。
特徴3:アフターコロナの繋がりを生みます
- 経済が縮小し、移動すらリスクになるアフターコロナの時代にますます重要になるのは「気持ちの上でも、物理的にもそばにいてくれる人」、そして「支えあい、声を掛け合う関係性」です。
- 本基金では、自助とも公助とも異なる、「コミュニティの力で共に支えあう」関係性を築きます。そしてそれは、私たちが「忍耐」で乗り越えた自粛の後にこそ、必要な繋がりです。
かけはし基金ができること
あなたの気持ちを届けます
新型コロナの影響を目の当たりにし、胸を痛めている。自分に出来ることを探している。そんな方のために産まれた基金です。
私たちの街で、経済的に、社会的に、孤立する人を支えようと奮闘する具体的なアクションに、あなたの気持ちを届けます。
頼りあえる関係性を紡ぎます
もともとに人間関係が希薄な都市部では、「困りごと」が起こった際に「頼りあえる」「支えあえる」関係が身近に存在することは稀です。
物理的な移動が制限される中だからこそ、コミュニティの関係性は力になります。私たちはこうした「地域の繋がりをつくるきめ細やかな支援」の担い手に、お預かりした寄付を繋ぎ、困難に直面している方を支えます。
未来を共に考えます
かけはし基金を通じて出会った支援先団体の皆さんと共に、新型コロナが私たちの街と暮らしにもたらした影響、支援によって得られた変化、そして今直面している困りごとを、寄付者の皆さんに伝えます。
オンラインでの報告会、SNSを通じた発信など、感染症拡大に配慮しながらできる最大限の発信と対話を通じて、寄付者の皆さんと共に「この先の未来」を考える機会を作り出します。
支えを必要とする人と、
支えたい気持ちを繋げる「かけはし」として
かけはし基金は、寄付者の皆さんと共につくる基金です。
新型コロナウイルス感染症が拡大を始めてから早3か月。この間、
「何かしたいけれど、何をしたらいいかわからない」
「自分が出来ることを探したい」
「新型コロナで受け取る給付金を、社会のために活かしたい」
というお声を頂いてきました。
一方で私たちは「出来ることから始めよう」と、半ば突き動かされるように子どもや高齢者、障がいを持つ方に手を差し伸べる、地域の活動を目の当たりにしてきました。
今、必要なのは、「頑張る人を一人にしない仕組み」そして「コミュニティの未来を共に支える仕組み」です。
私たちは、地域に根付くコミュニティ財団として、寄付者と支援者をつなぐ橋を架けたい、そう願っています。
皆さまどうぞご一緒に、コミュニティの未来を共に支えませんか?
応援しています

神保 和彦(昭和信用金庫 会長)
まずは、新型コロナウイルス感染症と日々、直接、戦っている医療従事者の皆さまに感謝の意を表します。
感染症の直接的な影響に加え、その経済的・社会的影響は、時間の経過とともに拡大し、深刻さを増しています。地域の住民・事業者による自らを守るための取り組みと併せて、必要としている人への支援の取り組みを促進する本基金の重要性は、今後、ますます高まると予想されます。
基金の活用によって支援のバトンがつながっていくことを願っています。

太田 雅文(株式会社東急総合研究所 主席研究員)
民間企業の立場から、世田谷のまちづくりを長く拝見してきました。そうした中、折に触れて感じていたことは、世田谷には共助の精神が息づいているということです。
コロナの蔓延によって、日常生活に制約が続いています。そうした中で、経済的な困難を抱えている方、孤立する方を支える活動が、区内のあちこちで生まれていると聞きます。世田谷らしい、大切にしたいアクションです。
本基金はこうした活動を応援するためのものと伺いました。コミュニティ財団が寄付者の意思の受け皿となり、素早く支援を届けようと挑戦していることに希望を感じています。皆さんもぜひ、寄付を通じて共に街と人を支えましょう。

鵜尾 雅隆(認定NPO法人日本ファンドレイジング協会代表理事)
新型コロナ感染症の影響は、長く、深く、広く、私たちの暮らしや社会に影響を与えると思います。
そうした中では、行政の支援のみで、地域に産まれた新たな課題をすべて、解決できるわけではありません。今まで見えていなかった地域の課題がより深刻になったり、最も弱い人たちに、支援の手が行き届かない状況が生まれがちです。
こうした状況だからこそ、新たに生まれている「見えていない社会の課題」を発信し、共助の手を届けていくことが必要です。
これを機に、より一層みんなで支えあう世田谷を生み出していきたいと思っています。

澁澤 寿一(認定NPO 法人共存の森ネットワーク理事長/世田谷コミュニティ財団評議員)
国連の提唱するSDGsは、環境・社会・経済の「調和」を訴えています。そして調和の前提にあるは「誰も取り残さない社会」です。
経済性・効率性・利便性を優先した競争社会では「誰も取り残さない」ことは実現不可能です。私たちが向かうポスト・コロナの社会が、今までと同じ競争社会では、この度の災禍で生まれた多くの犠牲者、苦しんでいる人々に申し訳が立ちません。
世田谷コミュニティ財団による今回の基金は、SDGsが掲げる「誰も取り残さない、調和のとれた未来社会」に向けた実践だと言えます。皆で学び、考え、実践し、体感するための支援に、皆さまどうぞ共にご参加下さい。

柏 雅康(しもきた商店街振興組合理事長/世田谷コミュニティ財団副理事長)
新型コロナウイルスは、私が暮らす下北沢の街にも、とても大きな影響を与えました。生まれ育った街から賑わいが消え、街の皆さん、特に経済的に苦しい状態にある方々や孤立を感じている方が増えつつあることに胸を痛めています。
本基金は、世田谷の街で共に生きる皆さんを、皆で協力して支えるために産まれました。小さな一歩かもしれませんが、自分たちの街の賑わいを、自分たち自身でまた取り戻す、そのための機会になればと思っています。みなさま出来る範囲でぜひ、ご協力下さい。
よくある質問
1.寄付について
2.「かけはし基金」について
本基金の設置運営主体について

一般財団法人世田谷コミュニティ財団
- 世田谷コミュニティ財団は、2018年4月に400人を超える発起人・設立寄付者の志によって設立されました。
- まちの課題を「他人ごと」から「自分ごと」へ。「自分の暮らしが良ければいい」から「幸せを分け合い、分かち合える社会へ」。そんな価値観を掲げながら、多くのボランティアや寄付者と共に活動を行っています。
- より詳細な情報はこちら
<連絡先>
※ご連絡の際はメールないしお電話にてお願いします。
158-0094 東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズ・オフィス8階 カタリストBA
TEL:03-4405-2022 FAX:020-4664-1218
E-mail:setagaya@scf.tokyo
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