世田谷カレッジ【第4夜】ソーシャルインパクト最先端ナイト(12/1)を開催しました!

 

12月1日夜、二子玉川カタリストBAにて、世田谷カレッジ【第4夜】「ソーシャルインパクト最先端ナイト」を開催しました。(主催:世田谷コミュニティ財団設立準備会)

今回は、世田谷コミュニティ財団を知る機会として開催してきた「世田谷カレッジ」の最終夜にあたります。第4夜のテーマは「ソーシャルインパクト」。世田谷コミュニティ財団設立準備会・発起人でもある株式会社 風とつばさ 代表取締役の水谷衣里さんを講師として会が開催されました。

今回取り上げる「社会的インパクト」とは、簡単に言えば「事業や活動が社会に及ぼす影響」のこと。短期・長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的・環境的な変化・効果を言います。

社会的インパクトという言葉が注目されている理由の一つには、「自分が支援した事業や活動がいかに社会に影響を与えたのか成果が見えない(≒成果を知りたい)」という、従来の「慈善」「社会貢献」に対する“苛立ち”や“限界意識”が挙げられると言います。

また、世界ではこうした社会的インパクトを重視した投資を増やそうという動きが広がっています。セミナーでは、けん引役であるアメリカ・イギリスの二か国の事例についても紹介がありました。具体的には、アメリカでは1970年代頃から長く、金融排除を抑制する観点から、コミュニティ投資が注目されてきたこと、またそうした動きは2000年代に入ってからも加速していること。イギリスでは、政府として社会的インパクト投資を促してきた経緯があること、例えば「Big Society」をキーワードに投資家・活動の担い手・資金の仲介者を育てるなどの取組みが行われてきたこと、などが紹介されました。また、世界全体の動きとして、2015年にはG8でタスクフォースが設けられたこと、これを受けて日本でも社会的インパクト投資の普及促進に向けた検討が始まったことなども解説されました。

セミナーでは、現場で活動している人にとっては、こうした世界の流れを知る機会が少ない、という問題提起や、社会的インパクト評価に対する素朴な疑問、現在の企業の利益優先の資本主義社会はまずいのではないか、そうした観点からも大切な取り組みだと感じる、という意見などが出されました。また、世界的な緊縮財政による影響や、篤志家の姿勢の変化なども、影響があるのではないか、という意見も見られました。

地域課題の解決には、社会に関心ある人が増え、そこから地域社会に投資や寄付という形で関わる人が増えていく必要があります。その際には、経済的なリターンだけでなく、社会的なリターンも大切だと考えられます。レクチャーの途中から活発な質疑応答が行われ、大変盛り上がりを見せた会になりました。

*世田谷カレッジ【第4夜】「ソーシャルインパクト最先端ナイト」記録映像
https://youtu.be/6g1e-J0KPB4