世田谷カレッジ【第3夜】「公益信託レガシーナイト」(11/6)を開催しました!

11月6日の夜、二子玉川カタリストBAにて、世田谷コミュニティ財団設立準備会主催で、世田谷カレッジ【第3夜】「公益信託レガシーナイト」を開催しました。

世田谷コミュニティ財団を知る機会として開催する「世田谷カレッジ」の第3夜となる今回は、「公益信託世田谷まちづくりファンドのレガシー」がテーマ。前半は、世田谷まちづくりファンドの現運営委員長であり、かつ世田谷コミュニティ財団設立準備会・発起人でもある土井良浩さんより、世田谷まちづくりファンドのこれまでの成果と課題についてのレクチャーがありました。

世田谷まちづくりファンドは、1992年に3千万円で設定された公益信託で、区民主体のまちづくりの促進を目的として、様々な活動に対して毎年500万円の助成事業を行っています。この25年間で、グループ数約370に対し、総額約2億円の助成を行ってきました。これまでの助成グループの傾向としては、10人未満が中心で、活動テーマは子育て支援・みどり・高齢者・文化など多岐にわたっています。初期は専門家による提言・ルールづくりの活動が見られましたが、最近では地域コミュニティをベースに、身近な課題に取り組む活動が増えてきました。今も継続しているグループは6割程度。活動上の課題はメンバーの高齢化・固定化、資金不足などとのことです。

ファンド基金の現状として、一時期は基金総額が1億3千万円まで増えたものの、区からの補填がなくなったことや、公益信託自体が積極的に寄付集めできないしくみであること、区内でもいろいろな支援制度のしくみができたこともあり、現在では基金への寄付はほぼなく、毎年目減りしていき今の残金は約8千万円。現在の助成総額のままではあと6~7年、節約しても10数年ほどで基金が底をついてしまうことになるそうです。

レクチャー後のグループでの意見交換の中で、みなさんが最も頷いていた意見は、「ファンドのレガシーをわかりやすい形で伝えていくことが大切」というもの。例えば、世田谷は人材の宝庫と言われますが、これはファンドの助成総額に反映されていない大きな蓄積です。これらの人々が紡いできたまちづくりの物語を可視化することでファンドのレガシーを伝えつつ、公益信託ではできなかったことにチャレンジしていくのが新しい財団の役割。今のこの財団設立の活動があるのはファンド25年間の活動があったからこそです。今回の取り組みを通じて、ファンドだけでなく世田谷のまちづくりの蓄積をみなさんに広く伝えていく必要性を強く感じました。

*世田谷カレッジ【第3夜】「公益信託レガシーナイト」記録映像
https://youtu.be/aBh_z2BPjvU